DAOコンのスイッチとかバネの話

先日,友人がDAOコンの鍵盤をホームのゲームセンターと同じ感触にしたいとのことで,彼のホーム でソムリエをしてきました.

ゲームセンターによって鍵盤の硬さは様々ですが,家でDAOコンのメンテナンスをするようになってから 数回押しただけでどんなスイッチとバネが使われているかわかるようになりました.この記事には,スイッチとバネについて簡単に まとめようと思います.

スイッチやバネを変えてみたいけどよくわからない人などは是非見ていってください.

スイッチの種類

弐寺の鍵盤に使われているスイッチはマイクロスイッチと呼ばれています.検索すれば写真が出てくると思います.

主に鍵盤を押した時の打鍵感に影響します.

弐寺の鍵盤に採用されているマイクロスイッチは以下のようなものがあります.

型番 動作に必要な力 もどりの力
VX-01-1A2 0.25N 0.03N
VX-01-1A3 0.49N 0.05N
D2MV-01-1C2 0.25N 0.01N
D2MV-01-1C3 0.49N 0.02N

マイクロスイッチには2種類のタイプがあり,型名がVXから始まるタイプと,D2MVから始まるものがあります.

型番の2つ目の数字は定格通電電流を表しています.01のものを選びましょう.

VXとD2MVを実際に押し比べると,VXの方がクリック感がよく,リズムを取りやすい印象に感じました.それに対し D2MVは動作音が比較的静かで,クリック感はあまりないです.

他にも,ネット上の意見ではVXの方が耐久性に優れているという意見も聞きます.

購入はモノタロウがいいでしょう.三和電子楽天市場支店ではスイッチは税込270円ですがモノタロウなら税込193円です. またVXシリーズは楽天では取り扱われていません.

購入ページ→https://www.monotaro.com/g/00361757/

バネについて

バネは鍵盤を押した時の抵抗感に影響します.高速で鍵盤を叩く場合には鍵盤の戻りの速さと押すことが可能な重さの バランスをうまく取る必要があります.

バネは基本的に以下の三種類です.

型番 必要な力
OBSA-SP-100g 100g
OBSA-SP-K 60g
OBSA-SP-20g 20g

ゲームセンターで一般的に使用されているのはOBSA-SP-20gですが,これは非常にメンテナンスが難しく,ボタンの戻りを 維持するのが難しいです.VXシリーズのスイッチと組み合わせれば鍵盤の戻りがよくなるでしょう.

購入はせんごくネット通販がおすすめです.こちらも楽天の三和電子さんより少し安いです.

購入ページ→http://www.sengoku.co.jp/mod/sgk_cart/detail.php?code=EEHD-4HYN

私のDAOコンの話

私のDAOコンは最初D2MV-01-1C3(0.49N)とOBSA-SP-20g(20g)の組み合わせでした.しかし多重反応が起きやすく,縦連も少し押しにくかったのでバネをOBSA-SP-K(60g)に変更, 多重反応は随分改善されました.

最近VXシリーズの存在を知り,今度交換しようかと思っています.